先月行われた、コンテンツ東京2018にて、ひと際目立つブースがあった。ガオカンパニー株式会社/株式会社ネクスメディアブースである。
このブースでは、裸眼で立体に見える3Dホログラムディスプレイ「3D Phantom」が展示されていた。ブース前は、常に人だかり、そのほとんどがカメラを構えて熱心に撮影していた。
「3D Phantom」本体は、一直線の羽になっていて、羽を扇風機の様に高速回転させる。高速回転で羽が見えなくなり、中心に1列設置されているLED光源の残像によって、3D映像に見せているという。確かに、これは撮らずにはいられない。
「3D Phantom」本体。高速回転のためか、羽の先端が尖っている
「3D Phantom」の映像。とても明るい光で遠くからも良く見える
また、箱型3Dホログラムディスプレイ「dreamoc」も同時に展示されていた。
「dreamoc」は、実際の展示物と3D映像コンテンツを合体させた3Dディスプレイになっている。仕組みは、ディスプレイが斜めに設置されていて、そこに映像を反射させて立体に見えているかのように映し出している。1方向から見る1面タイプの物と、全方向から見れる4面タイプの物がある。中に入れる展示物は、スマートフォンや、腕時計など、薄い物との相性が良いという。
先ほどの「3D Phantom」と比べると、こちらは室内向き。とても繊細かつ高画質で、実物の様なリアルな仕上がりだった。
「dreamoc」の映像。1面ディスプレイタイプ。上部のガラスにもしっかりと立体に写っている
「dreamoc」はレンタル可能で、3Dホログラム映像の制作とディスプレイの貸し出しセットで税別315000円から可能。少々値は張るが、集客ツールとして使えば、SNS映えすること間違いなしだ。
今年、イベントへの出展を控えている企業は3Dホログラムを検討してみてはいかがだろうか。